「慣れ親しんだ故郷で、自分の力を発揮したい」
僕は生まれも育ちも山梨で、高校時代は毎日、TOSEN山梨工場の前を通って学校に通っていました。自分自身、ラグビーをやっていたこともあり、ラグビー場が併設されたこの工場では「いったい何がつくられているんだろう?」って当時から気になっていましたね。
高校卒業後は、「モノづくりの仕事がしたい」と思い離郷。県外で大手自動車メーカーに入社し、4年間、自動車の製造に励んでいたんですが、次第に「地元で活躍したい!」という思いが自分のなかで強くなっていきました。そんなときにまず頭をよぎったのが、高校時代に毎日目にしていたこのTOSENの工場だったんです。それで調べてみたところ、業務用洗濯機械をつくっている会社であることがわかり、「ならばぜひ!」ということで、自分の新たな“モノづくりの舞台”にしようと決めました。